2011年05月02日

映画『スコット・ピルグリム』を観てきました。

『スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団』(Scott Pilgrim vs. the World)を見てきました。衝撃的におもしろかったのです!

「スコット・ピルグリム」というカナダの漫画が原作で作者はブライアン・リー・オマーリー、映画はエドガー・ライト監督。音楽監修をRadiohead/Beck/Coldplayらのプロデュースで知られるナイジェル・ゴドリッチが担当して、Beck、Broken Social Scene、Corneliusなどが楽曲提供したことでも話題になったと思います。当初、日本での公開が行われないと言うことでネット署名が行われていました。

そのころの宣伝用の画像からは正直いまいち面白みが伝わってこなかったのだけど(←ホント、正直よね)、音楽クリエイター陣が豪華だなぁという軽いノリでネット署名してたの。そして日本での公開が実現したってことで、渋谷シネマライズまで行ってきました。ちなみに、シネマライズって男女(もちろんオカマもw)問わずディスカウント・デー(火曜はどなたでも1000円)があるので好き。

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とにかく、音楽が聴ければいいかなーって程度で見に行ったのだけど、映画の最初でUNIVERSALのロゴが出たところで胸ぐらをガッツリとつかまれたわ(ロゴとサウンドで)。そして期待と想像以上のおもしろさで最後まで突っ走っていきました。主人公のスコットが彼女の元彼たち7人と順番に対決していくというプロットに、アクション、ユーモア、ゲームオタク性、パロディ、ゲイ、バンド、ラブストーリー、そして音楽とあらゆる要素がつまって、現実とゲームと妄想とを抜群の疾走感で行き来するの。

開始早々に出てくる主人公のルームメイトがゲイ(男)で、ストーリーにもよくからんでました。事前にゲイキャラが出てくるとはまったく聞いてなかったのだけど、こうやってゲイがフツーに描かれている(しかもその行動が本当にゲイらしいw)ことに機嫌を良くしたわ。敵キャラの"元彼"軍団のなかにはビアンの娘も登場、その倒され方は必見。

音楽はUS/Canadaのオルタナティブやインディロックの系譜をちりばめている感じで、それがキャラ建ちの一助となりながら全体として散乱していないのは、きっとN.ゴドリッチの手腕によるところなのでしょう。ところどころ動作に効果音がつくのだけど(サザエさんでタラオが走るときのように)、それもギターやノイズでつくっているものが多々。

主人公のバンドSex Bob-ombの楽曲はBeckによる作曲。パンクバンドなんだけどBeckのカラーが思いっきりのっかていて、初期(1st〜2nd期)のころのBeck節を彷彿とさせるサウンドです。それに敵対するバンドCrash and the Boysの楽曲はBroken Social Sceneによる演奏、もひとつのバンドClash at DemonheadはカナダのオルタナロックバンドのMetricが演じていて、必聴です。

ぶっちゃけ、お子ちゃま向けのベタなストーリーに騒々しい演出の映画だとも言えるかもしれないけど、ファミコン文化のオタク度をオルタナティブロックに乗せて加速させた内容はハマる人にはずっぽしと来るんじゃないかしら。終始笑いっぱなしだったのに、ラヴストーリーの結末には涙を流してしまったことは不覚ではなく監督の作戦勝ちだと思うわ。

マイケル・セラ演じる主人公のスコットは本当に適当でお調子者でダメなのだけど、そのダメなところが途中からかわいく見えてしまうと言うマジック。そしてゲイ役のルームメイトを演じていたのはマコーレー・カルキンの弟、キーラン・カルキンだったということに驚いたわ。面白かったのであと2、3回は見れそう。
posted by ryow* at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | misc | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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