2010年08月10日

サマソニ10 雑感記(2)

サマソニ2010(東京)のカマソ的備忘録として雑感などをしたためておく、其の二です。

8月8日(2日目)、今回は幕張宿泊にしたためずいぶんと移動が楽だったのですが、ホテルは10時に追い出されるので結局朝は寝不足のままでした。日本のホテルのチェックアウト時間はクレイジーです(せめて11時にしましょう)。2日目は昼頃からSufer Bloodをチラ見するつもりが、サイドステージ(メッセ内のお笑い芸人が出演するステージ)でステージ前のシート確保のため見れませんでした。そうです、その後のキュートンが見たかったのです(えぇ、USインディ期待の新人よりパフォーマンス集団キュートンを選びましたとも)。


キュートン
まずは小ネタを立て続けに7本ばかし続けて出しました。それからTVでもおなじみになった(なってない?)ポージングのパフォーマンスが鉄板曲のアジカン「リライト」で行われました。これを座席3列目で見れたの、感涙。あまりの完成度に鳴り止まないアンコール、曲ネタの用意がなく同じくアジカンで再パフォーマンスでしたが、Bコース・ハブとハリウッド・ザ・コシショウが飛び入り参加するというボーナス・コラボが見れました。

キュートン終わりからそそくさとソニックへ行きFanfarloを見てみました。うーん、思っていたよりもカントリー色が強くて、ライヴパフォーマンスとしてはあまり自分好みではなかったです。PVの完成度が高くて映像と曲の雰囲気が見事にマッチしていたので、けっして悪いわけではないのですが、好みの問題と言うことで。早々にステージ移動。


Darwin Deez
この日の自分的にはメインアクトのDarwin Deezで、ステージ前方を陣取ろうと相当早めに行ったのですがすでに本人の声がするじゃないですか!と思ったらご本人自らサウンドチェック中。しかも会場がガラガラ。ガーン、そ、そんなに人気ないのか?と思いましたが、ステージがはじまる頃にはそこそこ埋まっていました、ホッ。

YouTubeでも有名ですが、曲がはじまる前にバンドメンバーでチームダンスをします。それがなにかのついでとは思えないほど、練習をしているだろうというクオリティ!ダンスとしての完成度が高いわけではないけど、そこがまたチャーミング。80sミュージックへの敬愛とインディサウンドの融合はとびきりポップな世界を構築していました。そんなステージの最前列でガッツリと踊り盛り上がっていた子のTシャツは…Linkin Park!ユー、サイコウだぜっ!

1stアルバムは打ち込みメインで構築された宅録クオリティのサウンドで独特の感覚はあったのですがなにぶん音がスカスカ。ライヴではドラムを置いてだいぶ音圧が増していました。ド派手な80年代の映画から飛び出したようなファッションでギターを弾きまくっていた子はどうみても女子にしか見えなかったけど、実は男子だそうです。


The Drums
Darwin Deezと見事にかぶってしまったThe Drums。ちなみに双方は仲の良い友達だそうです。The Drumsは東京単独で見ておいてよかった。後半から見てましたが、噂が先行していたせいでしょうかなんとなく観客の後ろ半分は取り残された感じになっていた気がしました。確かにシングルヒット系の曲以外はとっつきにくさがあるかもしれません。

カマソDJのYo-skもインディ系はそんなに聴かないので、ちょっとどこが評価されているのか初聴ではわからないと言ってました。そういや自分もCD買った時はそうでした。ただ、The Drumsのライヴのできとしてはボリューム感もあり情熱的で、とてもよかったと思います。ラストは「Down By The Water」でしめ。ファンならこの選曲で納得でしょうが、シングル曲しか知らない人はきっとキョトン顔だったことでしょう。


Everything Everything
この日初めての屋外へ、といってもテントになっているアイランドステージへ。このステージもこれまでのカマソ歴で初めて入場しました。観客が、す…少ないっ!そんなに知名度がないのかなーとおもいつつ、ステージに出てきたバンドメンバーはそんなこと気にした風もなく演奏していました。きっととてもいい人柄だと思います。メンバーの名前はみなファミリーネームがEverythingになっています、ラモーンズ形式ですね。

「MY KZ, UR BF」や「Schoolin'」といったネットやEPでおなじみの曲をはじめ、プログレ風味を感じさせる展開にポップなメロディがめまぐるしく地声とファルセットを行き交うスタイル。高い演奏力と歌唱力は確かなモノでした、これでUKの新人なのよ、素晴らしかったわ。

***

メッセに戻るとカマソDJのYo-skと再会、Michael MonroeHoleを見てきたらしい。マイケル・モンローの化粧についてと、コートニー・ラヴのビッチっぷりについて話す。それからシガー・ロスのフロントマンであり、今年ソロアルバムをリリースしてのりにのっているJonsiのステージに。Jonsiはいわずもがなゲイ・アーティストとしてもほぼカミングアウト状態ですし、そういう意味でもカマソ的には応援したくあります。

Jonsiはこれまでの各ライヴの画像・映像を見たところすべてアルバムジャケットで着用していた服で登場、バンドセットもこだわりの雰囲気があり、サマソニでも同様のステージが期待されました。それが見れるだけでとても"ありがたいモノ"として拝まなければと思い、ソニックステージへ。静かなオープニング、粛々とステージあらわれたJonsiはジャケット同じステージ衣装!ははぁ〜、ありがたや〜。

思っていたよりも静かな(だけど力強い)曲が続きます。ステージで唱歌されるお姿は自信に満ちあふれているようでした。相方と一緒に製作して、ほんとにいまはハッピーなのでしょうねー。シングルカットされた「Go Do」、「Animal Arithmetic」までを聴いて、自分はステージを移動。

昨日見れなかったAtari Teenage Riotのステージへ。恥ずかしながら(?)ATRの名前は聞いていたけど未聴のバンドでした。なんでもデジタルハードコアで、MC担当がひとり亡くなってから実質的に活動休止だった状態から復活したんですって?これまたありがたいステージですね。

ATR政治的なメッセージを含んだとてもポリティカルな楽曲だそうです。再活動開始後のインタビューによると、アメリカのCX Kidtronikの加入により彼の歌詞をすべて書き直すことになったと。ATRはドイツのバンドなので、「90年代の統合したばかりのドイツというコンテクストで書かれたものを、その時点では一度もドイツに来たことさえなかったCX・キッドトロニックが歌うのは無理があった」からだそうです。このインタビューは興味深いので、ぜひ→(ソース:http://www.liquidroom.net/interview/410/

というわけで、ATRのステージに途中から参加したら、最前列でカマソDJのYo-skと奇跡の再会。初聴でしたがずいぶんと盛り上がれました。ただ、残念なのは最前列ではまったく音圧が出ていなかったことです。あたりまえでしょうが、PA卓ブース付近で聴いた音が一番アグレッシヴで音圧がありましたが、会場前列での音の薄さとのギャップが大きすぎました。諸事情で最後まで観覧できず、21時前にドロップアウト。とぼとぼと帰路につきました。ベストアクトは人それぞれ。自分は見たステージすべてよかったです。

帰りにツイッターを見ていて、思わずツイートしてしまいましたが、「サマソニに文句つけてやっぱりフジだというツイートと、フジに文句つけてやっぱりサマソニだというツイート、どっちもいい加減にして欲しい。」と思いました。ラインナップに不満があるとしても、貴方ひとりだけのフェスじゃないのだから、と言いたい。とはいえ、今年のフジはああだこうだ、今年のサマソニはああだこうだと言えるのが楽しみなのもまた確か。人を不快にさせない程度に楽しめればなによりです。また来年。
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2010年08月09日

サマソニ10 雑感記(1)

サマソニ2010(東京)に行ってきました。会場は両日とも快晴、屋内、屋外、そしてサイドステージ含めて楽しめました。レビューは書けないのでカマソ的備忘録として雑感などをしたためておきます。

8月7日(1日目)、昼過ぎに会場入り。ウォームアップでソニックステージのYes Giantesを見ました。80年代サウンドを取り入れた10年型ポップ。30分程まったりと盛り上がった後は、ステージ前方でセットチェンジを待ちました。


TWO DOOR CINEMA CLUB
個人的には早くもこの日のメインアクト。各メディアから2010年の注目アーティストといわれ、デビューアルバムはどれも全曲シングルカットできそうなぐらいキャッチー&ノリのよいものが揃っていました。ダンスファクターが強調されていたけどアルバムの高い再現度に加え、より厚みと勢いとパワフルさが増したパフォーマンスで完全なライヴバンドでした。最っ高!

ほとんどMCもなく(残念!)淡々とパフォーマンスを続けていたけど、あの異常な盛り上がりはステージからの煽りや客いじりは不要だったわ。少し不機嫌そうに見えたモノの、ライヴ後のツイッターでは(http://twitter.com/TDCinemaClub/status/20539863178より抜粋)

 Tokyo...what can we say...that was AWESOME!
 Truly blew us away. Until next time.

 東京…なんつったらいーか…凄かった!
 マジ、ぶっ飛ばしてくれたわー。次回まで。

というツイート。ステージに向かって左前方にユニオンフラッグを持ち込んだ(フラッグは持ち込み禁止です)外国人がメンバーの親戚なんじゃないかってぐらい周りの客を煽ってたの。で、その周辺で観客のテンションがおかしくなってライヴの開始直後からアクセルベタ踏み状態に。しまいにはクラウドサーフまで始まる(クラウドサーフも一応禁止事項です)。あの観客の上を人間が運ばれるヤツね。ふと客席逆側のエリアを見たけど、右側ではみんなフツーに盛り上がってるだけ、こっちの左側エリアの状況がちょっと異常な過熱ぶり。

全編デビューアルバムからだったと思うのだけど、1曲だけアルバム未収録の曲をやったような気がします。記憶がちょっと曖昧です。気が狂ったような客を前にしてのパフォーマンスだったと思うのですが、コレに懲りずに、また来てくれますよね?初来日は東京のブリティッシュアンセムで、2回目が今回のサマソニなので、次は単独公演を切望して期待しています。


Delphic
そのままソニックステージで観覧。活動休止していたテクノの名門レーベルR&SがDelphicのために活動再開したという逸話を持つ、テクノビートに繊細で情緒的なメロディをバンドサウンドで展開するUK/マンチェスターの新人バンドです。

ええと、背中にイニシャルのようなアルファベットが書かれた揃いのポロシャツで登場。風貌はインテリ大学生のような感じでした。で、パフォーマンスは悪くなかったと思うのですが、ノリは今ひとつだった気がします。マイクの音量の問題なのか低い音域のボーカルが少し出ていなかったと思います。ダウト、カウンターポイントといったアンセム級の曲を次々と出すものの、会場の空気は優等生の研究発表会を聴講しているような雰囲気。

といっても、バンドのメンバーはクールで淡々と演奏するわけでもなく、観客を気にしていているのだけど、そのわりに客いじりが上手ではなく、そこが逆に親近感もてました。きっとあの子達、いい子なのよ!直前のツードアが加熱しすぎていたことを差し引いたとしても、もう少し盛り上がってもよさそうだったわ。ボーカルのしゃくりあげる声がホントそのまんまCDと同じでした。かっこよかった。

***

ここでカマソでDJをやっているYo-skと合流して乾杯。ラウド/ロックが好きなYo-skはNickelbackを見るためにマリンへ。暑いの苦手なのにがんばって行ってました、それがいいと思います。案の定、盛り上がったようでそのままマリンでThe Offspringにリレーしたそうです。その間自分はPassion Pitを最後の数曲を遠くから聴いてました。ただ自分の中では少し旬をすぎてしまった感じの音だなー、と。しかし"Reeling"はやっぱりかっこいいですね。

そのままソニックステージに居残ってA-ha待ち。実は「Take On Me」を生で聴きたいだけで、それ以外の曲はまったく知らないのです。きっとセットリストの最後だろうとわかってはいたものの、最後だけノコノコやってきて前列まで潜り込むのはちょっと厚かましいと思い、1曲目から中央に陣取ってスタンディングで聴いてました。

ちょっと年齢層高めの人がノリノリだったり、キラキラの笑顔だったり、およそフェスになど来たのは初めてだろうとおぼしき格好のおじさまが両手を挙げてレスポンスしている姿は、奇妙でもありながらファンに愛されているバンドだったんだなーと感傷的な気分に(えぇ、私は熱心なファンではないですけど)。

とにかく、ヴォーカルの人はサングラスして出てきて、曲のイントロが流れるたびに観客はウォーっと盛り上がり、数曲唄ったあとにサングラスとるだけでこれまたウォーっと歓声が起こる。A-ha、さすがですっ!(A-haは解散することを公表していたので)東京ではこれが最後のコンサートになるぜ!ってMCが入っても、感傷ムードよりも残りの時間を楽しもうって雰囲気で、和やかにステージは終了し、最後の拍手はいつもよりも長めだった気がしました。

今回のサマソニには80'sミュージックからの影響を受けているミュージシャンが何組か出ていることを考えると、時代の流れが2,3個飛び越えて今回のサマソニに収まっている感じでした。自分が40歳や50歳になってもキャーキャーいって見たいアーティストっていったら誰がいるかなぁ…と思ってみたりしました。いまは短期間消費型のアーティストが多いのかしらねぇ?


Tahiti 80
この日、はじめての野外へ。しかも長らくサマソニに参加していながら、はじめてのビーチステージ。えぇー!下が砂浜じゃーん(知らなかった)。というわけで、前日にTahiti 80が「大阪(サマソニじゃなくて単独ライヴ)では新曲をけっこうやったぜーっ」的なことをツイートしていたのですが、ビーチステージでもたくさん新曲やってくれました。

そして終盤に向けて波の音と沈みゆく太陽、吹き抜ける海風と終わらない夏のビート、「Heartbeat」のイントロが流れると[ビーチステージ+タヒチ80+ハートビート]=黄金比率のカクテルとなり会場にいた全ての人を酔わせました。きゃー、これぞロマンティィィィックね。いいの、ハートビートの歌詞でも「ロマンティックすぎるってわかってる、でもこれが今日の僕の感じた気持ちなの」って歌ってるので、"It's Quit Romantique"(ロマンティックすぎ)でOKでしょう。

Smashing Pumpkin
ビーチからメッセに戻る道は大渋滞、マリン側はJay-Zだったので、およそヒップホップとは無縁のロックファンが退去してメッセに駆け込んだのでしょうか。メッセからはPendulamが漏れ聞こえておりました。なんだかんだいってスマパンは素晴らしくロックなパフォーマンスでした。あいにく前半ではしゃぎすぎたせいか腰痛で立っていることができず、マウンテンの後方で座って聴いてました。が、その距離であってもスマパン=ビリー・コーガンという威風堂々たる姿が見れました。
posted by ryow* at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サマソニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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